お急ぎの方はまた今度
- 3月25日
- 読了時間: 3分
こんにちは。
店主のちえです。
プレオープンというのは、未熟な部分を是正したり、慣れないスタッフが慣れるために設けます。
グランドオープンも大抵そのようで、その日は避けて、慣れた頃に行ってみようと思う方の多いかと。
「玄太郎うどん」のプレオープン、グランドオープンの2日間は例にもれず、オペレーションがうまくいかず、提供に時間がかかっていました。
システムやオペレーションなどが出来上がっている大手チェーン店のようにはいかず、精一杯やってはいますが、お客様にもご迷惑をおかけしました。
私は、オープンから数日は店に張り付いてずっと様子を見ていました。
最初の2日間、お客様はよく怒っていました。
ホールのスタッフは可哀そうなほどに頭を下げて謝り、対応に追われていました。
厨房のスタッフはそれぞれ最大限の力で仕事をしていました。
でもお客様は、文字通り「ぷんぷん」怒ります。
「遅い」と。
「メニューが見えにくい」
「ほかの店には〇〇があるのにこの店はないのか」
「麺がどう」とか「出汁がどう」とか
「熱い」とか「ぬるい」とか
「水がおいしくない」とか
「箸立てが軽くて倒れそうだから変えろ」
なんだこれは。。。。
私はお客様に頭を下げながら、「こんなお客様たち、今まで見たことがない」
私は立呑み屋も経営していますが、そんな庶民的なお店でも、こんなに文句を言うひと、こんなに怒る人はいません。
「セルフスタイルのうどん屋」を下に見ていると感じました。
どこかのチェーン店と同じように思っているのか。
(チェーン店も素晴らしいサービスをしていると私は思っています)
店がクローズした後、みんなで賄いのうどんを食べていました。
入ったばかりのスタッフがぽつりと言いました。
「こんなに美味しいうどんなのに、あんなに怒っていたら味なんかわからない」
私は次の日から外の一番目立つところに張り紙をしました。
「お急ぎの方は、またゆっくりできるときにお越しください」と。
うちのスタッフは、どこに出しても恥ずかしくない精鋭が揃っています。
そのスタッフが、自分たちの旨いと信じる「最高のうどん」を本当に手間暇かけて出しています。
このうどんをせめてちゃんと味わって食べてほしい。



私は、「私たちの提供するもの」にも「働くスタッフ」にも誇りを持っています。
それを侵害されたくない。勘違いされる方はお断りします。
あの張り紙には私たちのプライドを示した。
そういうことです。
今はお待たせせずにサービスができるようなっていますが、
そのプライドは店先に示させて頂いております。
投稿:店主ちえ



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